- ちはやぶる
- I
ちはやぶる【千早振る】※一※ (枕詞)〔動詞「ちはやぶ」の連体形に基づく。 後世「ちはやふる」とも〕「神」「宇治」などにかかる。
「~宇治の渡りに棹とりに/古事記(中)」「~神代も聞かず竜田川から紅に水くくるとは/古今(秋下)」
※二※ (名)「千早の歌」に同じ。II「遣り手知恵格子のすみへ~/柳多留 144」
ちはやぶる【千早振る】落語の一。 在原業平の「千早振る神代もきかず竜田川からくれなゐに水くくるとは」の歌の意味を聞かれた隠居が, 苦しまぎれにこじつけの解釈をする滑稽。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.